Prerequisites / Mac

Mac 向け事前準備

Intel / Apple Silicon で動作確認

所要 30〜60 分。コマンドはターミナルで実行してください。各ツールの見出しをクリックすると詳細手順が開きます(必須項目は最初から開いています)。

← 講義当日ページに戻る

この OS の前提

まず知っておきたい基本操作

インストール手順に入る前に、Mac でのコマンド操作の基本を押さえます。慣れている方は各項目を閉じたまま飛ばして大丈夫です。

ターミナルの開き方

「ターミナル」は Mac に標準で入っているコマンド操作用のアプリです。

開く方法(どれでも OK):

  1. Spotlight 検索(一番早い): + Space → 「ターミナル」と入力 → Enter
  2. Launchpad から: Launchpad → 「その他」フォルダ → ターミナル
  3. Finder から: アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル

起動後の見た目:

ウィンドウが開き、ユーザー名@Macのホスト名 ~ % のような表示が出れば準備 OK(zsh の場合)。古い macOS では $ が出ることもありますが動作は同じです。

管理者権限が必要なとき: Windows と違い Mac には「管理者として起動」はありません。管理者権限が必要なコマンドを実行するとその都度パスワードを聞かれるので、ログイン時のパスワードを入力してください(入力中は画面に何も表示されませんが入力されています)。

コマンドの実行のしかた

ターミナルは「コマンドを入力 → Enter キーで実行 → 結果が返る」を繰り返すウィンドウです。

基本の流れ:

  1. ... ~ % のあとにカーソルが点滅している
  2. このページのコードブロック右上の コピーボタン でコマンドをコピー
  3. ターミナルウィンドウ内で + V で貼り付け
  4. Enter キー を押して実行
  5. 結果が表示され、また ... ~ % が出る(次のコマンドを待つ状態)

結果の読み方:

  • 白文字・緑文字: 成功・情報
  • 赤文字: エラー。最後の 1〜2 行に原因のヒントが書かれていることが多い
  • 何も表示されずに次の行に戻った: 成功(コマンドによっては正常な挙動)

困ったとき:

  • 実行中のコマンドを中断したい → Ctrl + C⌘ + C ではありません。⌘ + C はコピー)
  • ウィンドウを閉じたい → exit と入力して Enter、または ⌘ + W

sudo とパスワード入力: sudo で始まるコマンドはパスワードを聞かれます。入力中は 何も表示されません(セキュリティのため) が、実際は入力されているのでそのまま打ち切って Enter してください。

インストール順に進めてください

まず Homebrew を入れて、そこから他のツールを流し込んでいきます。上から順に進めると詰まりにくいです。

Homebrew

必須

Mac 向けのパッケージマネージャー(Windows の winget、Linux の apt に相当)。コマンド一発で公式の配布元からアプリをダウンロード・インストールしてくれます。このあとの Node.js / Cursor / Obsidian もすべて Homebrew で入れます。

すでに入っているか確認:

brew --version

バージョンが表示されたらインストール済みなので、このカードはスキップして OK。command not found: brew と出たら次に進みます。

インストール — 公式手順 (https://brew.sh) のコマンドをそのまま実行:

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

実行中に 管理者パスワード を聞かれたらログインパスワードを入力(画面には表示されません)。

Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)の場合の最後の一手間:

インストール完了時の出力末尾に「Run these three commands in your terminal…」と表示されるので、その 3 行をコピーしてターミナルに貼り付けて実行 してください(PATH を通す設定です)。Intel Mac の場合は不要です。

動作確認:

brew --version

バージョン番号が表示されれば OK。

ありがちな詰まりどころ:

  • command not found: brew が出続ける → Apple Silicon で PATH 設定の 3 行を実行していない。ターミナルをいったん閉じて開き直してから再確認
  • Xcode Command Line Tools のインストールを要求される → 指示通り「インストール」を選べば OK(次の Git + GitHub の項目で使うものと同じ)

Node.js LTS

必須

Claude Code CLI を動かすランタイムです。Homebrew 経由で入れます。

インストール:

brew install node

動作確認 — ターミナルを いったん閉じて開き直してから:

node --version
npm --version

v22.x 以降・10.x 以降が表示されれば OK。

Homebrew を使わない場合:

  1. https://nodejs.org/ja/download を開く
  2. 「LTS」タブが選ばれていることを確認
  3. 「macOS Installer (.pkg)」をダウンロード
  4. .pkg をダブルクリックして画面の指示通りに進める

ありがちな詰まりどころ:

  • node: command not found → ターミナルを閉じて開き直す
  • Homebrew で古いバージョンが入った → brew upgrade node で更新
Claude Code

Claude Code CLI

必須

Anthropic の公式 CLI。Node.js を先に入れてから進めてください。

インストール:

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

バージョン確認:

claude --version

バージョン番号が表示されればインストール成功です。


サインイン(動作確認も兼ねる)

インストールが終わったら、claude コマンドで起動して Anthropic アカウントにサインインします。ここで初回起動時の質問(テーマ・サインイン方法)にも順に答えていきます。サインインまで完了すれば動作確認も同時に終わります。

  1. ターミナルで自分のホーム(cd ~)に移動してから、claude と入力 → Enter
  2. テーマ選択画面が出る(次の §初回設定 参照)→ 矢印キーで選んで Enter
  3. サインイン方法を選ぶ画面が出る(同上)
  4. Log in with Claude account を選ぶと ブラウザが自動で立ち上がり、Anthropic のサインイン画面に飛ぶ
  5. Claude.ai と同じメール/Google アカウントでサインインし、表示される認可ボタンを押す
  6. 「You can return to your terminal」と出たらターミナルに戻る

確認: ターミナル側に Claude Code のプロンプト(> の入力欄)が出れば成功です。試しに こんにちは と打って返答が来ればサインインまで完了しています。終了は /exit または Ctrl + D


初回設定(聞かれる順)

claude を初めて起動すると、CLI が短い対話セットアップを案内してきます。ここでは「必ず聞かれる項目」だけ順番にまとめています。あとから /theme /config でいつでも変えられるので、迷ったら推奨値で進めて OK です。

① テーマ・カラー(Text style)

最初に「お使いのターミナルに合うテーマを選んでください」という選択肢が出ます。

選択肢用途
Dark黒背景のターミナル(macOS のターミナル既定はこちら推奨)
Light背景が白いターミナル
Dark / Light (daltonized)色覚多様性に配慮した配色
Dark / Light (ANSI)ターミナルの ANSI 16 色のみを使う最小構成
AutoOS のライト/ダーク切替に追従

迷ったら Dark を選んでください。気に入らなければ後で /theme を実行して切り替えられます。

② サインイン方法

次に認証方法を聞かれます。

  • Log in with Claude account — Claude Pro / Max / Team / Enterprise を契約している方(講義はこちらが推奨)。ブラウザが開いて OAuth 認証に進みます
  • Use API key — Claude Console(console.anthropic.com)で発行した API キーで従量課金したい方

選んだあとの流れは前項「サインイン(動作確認も兼ねる)」を参照してください。

③ (Apple Terminal で起動した場合のみ)Option+Enter の有効化

macOS の標準「ターミナル.app」で起動した場合だけ、「Option+Enter で改行・ベルを画面フラッシュにしてよいか?」と聞かれます。表示されたら Yes で OK(Apple Terminal のプロファイル設定が書き換わり、Claude Code で Option+Enter による改行と視覚的なベル通知が使えるようになります)。iTerm2 / Ghostty / VS Code 内蔵ターミナル等から起動した場合は出ません。


ありがちな詰まりどころ:

  • permission deniednpm install -g が失敗 → sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code でパスワードを入れて再実行
  • ブラウザが自動で開かない → URL をコピーして手動でブラウザに貼り付ける
  • ブラウザでサインインしてもターミナルに戻ってこない → 画面のログインコードを Paste code here if prompted に貼り付け
  • 何度起動しても API キー認証になってしまう → ANTHROPIC_API_KEY 環境変数が設定済みの可能性。unset ANTHROPIC_API_KEY で外して再起動
GitHub

Git + GitHub

推奨

Git はファイルの変更履歴を管理するツール。GitHub は Git リポジトリをリモートで保管・共有するサービスです。当日のハンズオン本体では使いませんが、Claude Code に書かせたコードをあとから公開・共有したくなった時のために用意しておくと便利です。

Git のインストール — macOS では Xcode Command Line Tools に含まれています:

xcode-select --install

ダイアログが出たら「インストール」を選択。すでに入っている場合は xcode-select: error: command line tools are already installed と出ますが、その状態で問題ありません。

動作確認:

git --version

バージョンが表示されれば OK。

GitHub アカウント作成:

  1. https://github.com/ を開く
  2. 右上「Sign up」からメールアドレス・パスワード・ユーザー名を入力
  3. 認証メールに届くコードを入力して完了

初回設定(コミット時の名前とメール):

git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "you@example.com"

ありがちな詰まりどころ:

  • ユーザー名・メールは GitHub と合わせておくと後で楽(必須ではない)
  • 認証メールが届かない → 迷惑メールフォルダを確認、数分待ってから再送信
Cursor

Cursor(推奨エディタ)

推奨

VS Code ベースで AI 機能が同じウィンドウに統合されたエディタ。「AI に聞く → 解決 → 進む」が同じ画面で完結します。VS Code に慣れている方はそのままでも OK です。

Homebrew を使う場合:

brew install --cask cursor

Homebrew を使わない場合:

  1. https://cursor.com/ を開く
  2. 「Download for Mac」をクリックして .dmg をダウンロード
  3. .dmg をダブルクリック → Cursor を「アプリケーション」フォルダにドラッグ
  4. Launchpad または Spotlight から Cursor を起動

初回起動:

  1. Cursor を起動(初回は「開発元が未確認」のダイアログが出るかもしれません。その場合はシステム設定 → プライバシーとセキュリティから「このまま開く」を選択)
  2. サインイン画面が出たら GitHub アカウントなどでサインイン(無料プランで十分)
  3. 「VS Code の拡張機能や設定をインポートしますか」と聞かれたら Skip で OK(後で変更可能)

VS Code と UI はほぼ同じなので、VS Code 経験者は違和感なく使えます。

Obsidian

Obsidian

必須

第 2 の脳パートで使うメモ・ナレッジ管理アプリ。完全無料、アカウント登録不要です。

Homebrew を使う場合:

brew install --cask obsidian

Homebrew を使わない場合:

  1. https://obsidian.md/download を開く
  2. 「Download for Mac(Intel / Apple Silicon の該当する方)」から .dmg をダウンロード
  3. .dmg をダブルクリック → Obsidian を「アプリケーション」フォルダにドラッグ

動作確認 + Vault の作成:

このあとの Claudian プラグインは Vault が開いた状態でないと設定画面に進めない ため、ここで講義当日もそのまま使う Vault を作っておきます(Phase 0 で使うフォルダを先取りで用意します)。

  1. Finder を開き、ホーム(~/)直下に cc-camp フォルダ を作成。さらにその中に my-vault フォルダ を作成(最終的に ~/cc-camp/my-vault/
  2. Launchpad または Spotlight から Obsidian を起動
  3. 「フォルダを Vault として開く」または「Open folder as vault」をクリックし、いま作った my-vault フォルダを選択
  4. Obsidian のメイン画面(左ペインにファイルツリー、左下に歯車アイコン)が表示されれば OK
Claude Code

Claudian

必須

Claudian は Obsidian の中で Claude Code を呼び出せる プラグインです。当日のハンズオンでは、Obsidian の右ペインに常駐させて「分からないこと」「エラーが出たとき」を Claude にその場で壁打ち する役割を担います。

前提: Claude Pro 以上または API キー(冒頭 Callout 参照)。BRAT(Beta Reviewers Auto-update Tool)経由で導入します。1 つ前の手順で作成した my-vault を開いた状態 で進めてください。Vault が開いていないと「設定」→「コミュニティプラグイン」の項目が表示されません。

ステップ 1: コミュニティプラグインを有効化する

my-vault を開いた Obsidian で、左下「設定」→「コミュニティプラグイン」を開く。「制限モードをオフにする」をクリックして承諾。

→ 確認: 「コミュニティプラグイン」ページに「閲覧」ボタンが現れる。

ステップ 2: BRAT をインストールする

「閲覧」をクリック → 検索バーに BRAT と入力 → 「Obsidian42 - BRAT」をインストール → 有効化。

→ 確認: 設定ページ左メニューに「BRAT」が現れる。

ステップ 3: Claudian を beta install する

設定の「BRAT」を開き、「Add Beta Plugin」ボタンを押す。リポジトリ URL に YishenTu/claudian と入力し、「Add Plugin」をクリック。

→ 確認: BRAT のログに Claudian の追加が記録され、コミュニティプラグイン一覧に Claudian が現れる。

ステップ 4: Claudian を有効化 + 日本語化

「コミュニティプラグイン」のインストール済み一覧で Claudian のトグルを ON にする。Claudian の設定画面を開き、Language を 日本語 に切り替え。

→ 確認: Obsidian の右ペインに Claudian のチャット欄が出る。

動作確認チェックリスト

← 講義当日ページに戻る