Prerequisites / Windows

Windows 向け事前準備

Windows 10 / 11 で動作確認

所要 30〜60 分。コマンドは PowerShell を管理者権限で開いて実行してください。各ツールの見出しをクリックすると詳細手順が開きます(必須項目は最初から開いています)。

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この OS の前提

まず知っておきたい基本操作

インストール手順に入る前に、Windows でのコマンド操作の基本を押さえます。慣れている方は各項目を閉じたまま飛ばして大丈夫です。

PowerShell を管理者権限で開く

  1. キーボードの Windows キー を押すか、スタートメニューを開く
  2. そのまま「powershell」と入力
  3. 検索結果の「Windows PowerShell」を 右クリック → 「管理者として実行
  4. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら 「はい」 を選ぶ
  5. 青い背景のウィンドウが開き、PS C:\WINDOWS\system32> のような表示が出れば準備 OK

なぜ「管理者として実行」? — システム全体にアプリをインストールするコマンド(winget installnpm install -g など)は、管理者権限がないと途中で拒否されます。普段使いの PowerShell とは別のウィンドウだと思ってください。

コマンドの実行のしかた

PowerShell は「コマンドを入力 → Enter キーで実行 → 結果が返る」を繰り返すウィンドウです。

基本の流れ:

  1. PS C:\Users\...> のあとにカーソルが点滅している
  2. このページのコードブロック右上の コピーボタン でコマンドをコピー
  3. PowerShell ウィンドウの中で 右クリック して貼り付け(Ctrl+V でも可)
  4. Enter キー を押して実行
  5. 結果が表示され、また PS C:\Users\...> が出る(次のコマンドを待つ状態)

結果の読み方:

  • 白文字・緑文字: 成功・情報
  • 赤文字: エラー。最後の 1〜2 行に原因のヒントが書かれていることが多い
  • 何も表示されずに次の行に戻った: 成功(コマンドによっては正常な挙動)

困ったとき:

  • 実行中のコマンドを中断したい → Ctrl + C
  • ウィンドウを閉じたい → exit と入力して Enter、または右上の「×」

winget とは

winget は Windows 標準のパッケージマネージャーです(macOS の Homebrew、Linux の apt に相当)。コマンド一発で公式の配布元からアプリをダウンロードしてインストールしてくれます。

使い方の形:

winget install <アプリ名>

例:winget install Git.Git で Git がインストールされます。

搭載状況:

  • Windows 11: 標準搭載
  • Windows 10 22H2 以降: 標準搭載
  • それ未満: Microsoft Store から「アプリ インストーラー」を更新すれば使える

動作確認:

winget --version

バージョン番号(例: v1.8.1911)が表示されれば使える状態です。

このあとの手順ではwinget が使える前提で書いていますが、各ツールに winget が使えない場合の手動インストール手順 も併記しています。

インストール順に進めてください

Claude Code CLI は Node.js の上で動き、Git は別途必要です。上から順に進めると詰まりにくいです。

Node.js LTS

必須

Claude Code CLI を動かすランタイムです。先にこれを入れないと次の Claude Code CLI が入りません。

winget を使う場合(推奨):

winget install OpenJS.NodeJS.LTS

winget が使えない場合:

  1. https://nodejs.org/ja/download を開く
  2. 「LTS」タブが選ばれていることを確認
  3. 「Windows Installer (.msi)」をダウンロード
  4. ダウンロードした .msi をダブルクリックし、画面の指示通りに進める(全てデフォルトで OK)

動作確認 — PowerShell を いったん閉じて開き直してから

node --version
npm --version

v22.x 以降・10.x 以降が表示されれば OK。

ありがちな詰まりどころ:

  • node: コマンドが見つかりません → PATH が通っていない。PowerShell を閉じて開き直すと解決することが多い
  • winget コマンドが認識されない → Windows 10 が古い可能性。Microsoft Store で「アプリ インストーラー」を更新してください
Claude Code

Claude Code CLI

必須

Anthropic の公式 CLI。Node.js を先に入れてから進めてください。

インストール:

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

バージョン確認:

claude --version

バージョン番号が表示されればインストール成功です。


サインイン(動作確認も兼ねる)

インストールが終わったら、claude コマンドで起動して Anthropic アカウントにサインインします。ここで初回起動時の質問(テーマ・サインイン方法)にも順に答えていきます。サインインまで完了すれば動作確認も同時に終わります。

  1. PowerShell で自分のホーム(例: cd $env:USERPROFILE)に移動してから、claude と入力 → Enter
  2. テーマ選択画面が出る(次の §初回設定 参照)→ 矢印キーで選んで Enter
  3. サインイン方法を選ぶ画面が出る(同上)
  4. Log in with Claude account を選ぶと ブラウザが自動で立ち上がり、Anthropic のサインイン画面に飛ぶ
  5. Claude.ai と同じメール/Google アカウントでサインインし、表示される認可ボタンを押す
  6. 「You can return to your terminal」と出たら PowerShell に戻る

確認: PowerShell 側に Claude Code のプロンプト(> の入力欄)が出れば成功です。試しに こんにちは と打って返答が来ればサインインまで完了しています。終了は /exit または Ctrl + D


初回設定(聞かれる順)

claude を初めて起動すると、CLI が短い対話セットアップを案内してきます。ここでは「必ず聞かれる項目」だけ順番にまとめています。あとから /theme /config でいつでも変えられるので、迷ったら推奨値で進めて OK です。

① テーマ・カラー(Text style)

最初に「お使いのターミナルに合うテーマを選んでください」という選択肢が出ます。

選択肢用途
Dark黒背景のターミナル(Windows Terminal / PowerShell の既定はこちら推奨)
Light背景が白いターミナル
Dark / Light (daltonized)色覚多様性に配慮した配色
Dark / Light (ANSI)ターミナルの ANSI 16 色のみを使う最小構成
AutoOS のライト/ダーク切替に追従

迷ったら Dark を選んでください。気に入らなければ後で /theme を実行して切り替えられます。

② サインイン方法

次に認証方法を聞かれます。

  • Log in with Claude account — Claude Pro / Max / Team / Enterprise を契約している方(講義はこちらが推奨)。ブラウザが開いて OAuth 認証に進みます
  • Use API key — Claude Console(console.anthropic.com)で発行した API キーで従量課金したい方

選んだあとの流れは前項「サインイン(動作確認も兼ねる)」を参照してください。

③ (VS Code / Cursor の組み込みターミナルから起動した場合のみ)/terminal-setup の案内

VS Code や Cursor の中のターミナルから claude を起動した場合だけ、「Shift+Enter で改行できるよう設定しますか?」と聞かれることがあります。表示されたら Yes で OK(VS Code の keybindings.json に Claude Code 用の Shift+Enter バインドが追記されるだけです)。Windows Terminal や PowerShell から直接起動した場合は出ません。


ありがちな詰まりどころ:

  • npm: コマンドが見つかりません → Node.js が未インストール。先に Node.js の項目をやり直す
  • npm.ps1 を読み込むことができません / claude.ps1 を読み込むことができません / このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため → PowerShell の実行ポリシーが原因。1 つ上の Node.js LTS カード末尾の Callout「この後 npm install -g で…」を開き、Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser を実行
  • ブラウザが自動で開かない → URL をコピーして手動でブラウザに貼り付ける
  • ブラウザでサインインしても PowerShell に戻ってこない → 画面のログインコードを Paste code here if prompted に貼り付け
  • 何度起動しても API キー認証になってしまう → ANTHROPIC_API_KEY 環境変数が設定済みの可能性。Remove-Item Env:ANTHROPIC_API_KEY で外して再起動
GitHub

Git + GitHub

推奨

Git はファイルの変更履歴を管理するツール。GitHub は Git リポジトリをリモートで保管・共有するサービスです。当日のハンズオン本体では使いませんが、Claude Code に書かせたコードをあとから公開・共有したくなった時のために用意しておくと便利です。

Git のインストール — winget を使う場合:

winget install Git.Git

winget が使えない場合:

  1. https://git-scm.com/download/win を開く
  2. 「64-bit Git for Windows Setup」をダウンロード
  3. インストーラを実行、設定は全てデフォルトのまま「Next」で進める

動作確認:

git --version

バージョンが表示されれば OK。

GitHub アカウント作成:

  1. https://github.com/ を開く
  2. 右上「Sign up」からメールアドレス・パスワード・ユーザー名を入力
  3. 認証メールに届くコードを入力して完了

初回設定(コミット時の名前とメール):

git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "you@example.com"

ありがちな詰まりどころ:

  • ユーザー名・メールは GitHub と合わせておくと後で楽(必須ではない)
  • 認証メールが届かない → 迷惑メールフォルダを確認、数分待ってから再送信
Cursor

Cursor(推奨エディタ)

推奨

VS Code ベースで AI 機能が同じウィンドウに統合されたエディタ。「AI に聞く → 解決 → 進む」が同じ画面で完結します。VS Code に慣れている方はそのままでも OK です。

winget を使う場合:

winget install Anysphere.Cursor

winget が使えない場合:

  1. https://cursor.com/ を開く
  2. 「Download for Windows」をクリックしてインストーラをダウンロード
  3. インストーラを実行して完了

初回起動:

  1. Cursor を起動
  2. サインイン画面が出たら GitHub アカウントなどでサインイン(無料プランで十分)
  3. 「VS Code の拡張機能や設定をインポートしますか」と聞かれたら Skip で OK(後で変更可能)

VS Code と UI はほぼ同じなので、VS Code 経験者は違和感なく使えます。

Obsidian

Obsidian

必須

第 2 の脳パートで使うメモ・ナレッジ管理アプリ。完全無料、アカウント登録不要です。

インストール:

  1. https://obsidian.md/download を開く
  2. 「Download for Windows」からインストーラをダウンロード
  3. ダウンロードした .exe を実行、画面の指示通りに進める

動作確認 + Vault の作成:

このあとの Claudian プラグインは Vault が開いた状態でないと設定画面に進めない ため、ここで講義当日もそのまま使う Vault を作っておきます(Phase 0 で使うフォルダを先取りで用意します)。

  1. エクスプローラーを開き、ユーザーフォルダ直下(C:\Users\<あなた>\)に cc-camp フォルダ を作成。さらにその中に my-vault フォルダ を作成(最終的に C:\Users\<あなた>\cc-camp\my-vault\
  2. Obsidian を起動
  3. 「フォルダを Vault として開く」または「Open folder as vault」をクリックし、いま作った my-vault フォルダを選択
  4. Obsidian のメイン画面(左ペインにファイルツリー、左下に歯車アイコン)が表示されれば OK
Claude Code

Claudian

必須

Claudian は Obsidian の中で Claude Code を呼び出せる プラグインです。当日のハンズオンでは、Obsidian の右ペインに常駐させて「分からないこと」「エラーが出たとき」を Claude にその場で壁打ち する役割を担います。

前提: Claude Pro 以上または API キー(冒頭 Callout 参照)。BRAT(Beta Reviewers Auto-update Tool)経由で導入します。1 つ前の手順で作成した my-vault を開いた状態 で進めてください。Vault が開いていないと「設定」→「コミュニティプラグイン」の項目が表示されません。

ステップ 1: コミュニティプラグインを有効化する

my-vault を開いた Obsidian で、左下「設定」→「コミュニティプラグイン」を開く。「制限モードをオフにする」をクリックして承諾。

→ 確認: 「コミュニティプラグイン」ページに「閲覧」ボタンが現れる。

ステップ 2: BRAT をインストールする

「閲覧」をクリック → 検索バーに BRAT と入力 → 「Obsidian42 - BRAT」をインストール → 有効化。

→ 確認: 設定ページ左メニューに「BRAT」が現れる。

ステップ 3: Claudian を beta install する

設定の「BRAT」を開き、「Add Beta Plugin」ボタンを押す。リポジトリ URL に YishenTu/claudian と入力し、「Add Plugin」をクリック。

→ 確認: BRAT のログに Claudian の追加が記録され、コミュニティプラグイン一覧に Claudian が現れる。

ステップ 4: Claudian を有効化 + 日本語化

「コミュニティプラグイン」のインストール済み一覧で Claudian のトグルを ON にする。Claudian の設定画面を開き、Language を 日本語 に切り替え。

→ 確認: Obsidian の右ペインに Claudian のチャット欄が出る。

動作確認チェックリスト

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